三味線の初心者が覚えるべきことは?趣味にするメリットや練習方法は?

2020-08-05

三味線といえば独特な音でリラックスでき、自分自身で演奏してみたいと考えている人も多いと思います。

ここでは、準備するものや練習や上達の仕方などを紹介するため、興味があれば参考にして趣味として楽しめるようにしましょう。

三味線を始めるメリット・デメリット

三味線を始めたいと思っているのであれば、どのようなものか確かめて初心者であれば種類を覚える必要があります。

種類は棹の太さに応じて異なり「細棹」「中棹」「太棹」3つのタイプがあります。

💡メリット

メリットは中古で購入すると安い値段で良いものが手に入り、わざわざ音楽教室に通わなくても独学でマイペースに学べます。

三味線は棹の太さに応じて様々な音を出せ、雰囲気を伝えやすくしたり聞いて気分をリラックスできるようになることが特徴です。

三味線は昔のものは材質が良くて30年以上も使えるため、初心者であればわざわざ新品を選ばなくても中古で購入すると価格が安く趣味として手軽に始めることができます。

💡デメリット

デメリットは弦を調整する必要があり、初心者の人はこの時点で苦労するものです。

この場合はチューナーを使うと便利ですが頼りすぎてしまうと演奏中に糸が緩んでも気が付かないこともあり、的確な状況判断ができるまで時間がかかります。

三味線を始めるなら動画を参考にしたり教室に通ったり楽器を購入したりすることを考えがちですが、近年では和楽器店は全国的に廃業が進むことや教室が近くになくて習えないなど不便です。

三味線は多くの情報がありますが中には誤った内容も多く、きちんと判別できるようにならないと時間だけが過ぎてしまいます。

三味線の初心者は焦って何もかも覚えようとする人もいますが、時間をかけてでもマスターできるよう落ち着いて行動できなければ中途半端なままになって意味がないものです。

ほかの楽器と比べて販売店や教室が非常に少なく、場合によっては独学でマスターできるようにしないといけないこともあります。

また、初心者向けのお試しセットなどは価格が高くなり、趣味として楽しむために多くの出費が必要なことが難点です。

初心者が準備しておきたいものは?

💡準備しておきたいもの

  • 三味線

三味線はジャンルごとに仕様が異なり、自分に合うものを選ぶことが大事です。

  • バチ

バチは大きさや厚さ、材質などが異なり、初心者であれば使いやすいものを選ぶとスムーズに演奏できます。

  • コマ

コマは糸を持ち上げて音を作りますが、材質や高さが異なります。

糸はジャンルごとに太さが異なり、指かけは左手の動きをスムーズにするために使います。

  • 指かけ

上記は教室に通えば準備されていますが

  • 録音レコーダー

録音レコーダーは音を聞いて改善点を探すきっかけになります。

  • テキスト

テキストはパソコン打ちのものや手書きのコピーがあり、書き込めるようにするとポイントを理解して上達しやすいです。

  • カメラ

カメラは忘れそうな内容を記録するために役立ちます。

これらは各自で用意する必要があります。

初心者におすすの三味線

三味線お試しセットは演奏に必要な道具が揃っていて、総額は13万円から15万円程度になります。

三味線のほか「糸付き」「音緒」「天神カバー」「バチ」「指すり」「コマ」「予備の糸」「艶のある布巾」「チューナー」「ハードケース」が付いていて、すぐに弾ける状態のため練習に最適です。

価格が高い為、最初は中古の三味線から始めるのがおすすめです。

どんな練習から始めればいい?

三味線は正しいフォームを意識しないといけないため、胴体を右足の真ん中に固定し棹を右手に取り付けた指かけに当ててしっかりと保持する必要があります。

三味線の本体はそれなりに重量があり、バランスを取れるように固定しバチを人差し指、中指、薬指のみで持ち親指を先端の近くに添えて弾けるようにすることが大事です。

その後は正確な音程をキープするよう心がけ、チューナーで確認しながら練習をすることが望ましいです。

この際に、練習前のチューニングをきちんと行い、狂ってしまわないよう準備をしてから臨まないといけません。

💡おすすめの練習曲

「さくら」「涙そうそう」「千本桜」があり、リズムに合わせて弾けるようにすると効果を出せます。

早く上達するためには?

三味線を上達するためには手首の感覚が重要で、経験を通して慣れるようにすることです。

バチの先の振れ幅は均等にコントロールをするよう意識し、力の入れ具合を確かめて感覚をつかめるようにする必要があります。

バチは音を正しく出すためには最適な力を加えないといけないため、負担がかからないようにすることが大事です。

音は楽譜を見ながら高さを把握し、周囲に合うように考えて発生させないといけません。

また、長く続けると体力を使うため、きちんと体調管理をすることや負担をかけないように最適な姿勢を維持するよう心がける必要があります。

まとめ

三味線は聞くと気分をリラックスできて興味を持ちやすいですが、趣味として楽しむためには多くの費用がかかり教室や店もなくて不便です。

上達するためには姿勢や音の出し方が重要で、経験を通して感覚をつかめるようにする必要があります。